ロックと隠すを利用して効率を上げよう
ロックとカットと隠すを利用して効率を上げる方法
Illustratorで効率をあげる方法があります。それはロックとカットと隠すです。
ロックはcommand+2
カットはcommand+X
隠すはcommand+3ですね。
ちなみに普段の作業の中で、ロックをする時にレイヤーパレットのロックを使ってる方は、やめてください。非常に非効率です。
レイヤーパレットのロック機能は、例えばトンボやロゴマークなどの絶対的に動かさないまたは動かしてはならないオブジェクトに、あらかじめ保険的に掛けておく場合に使います。これ重要です。
ロックの活用術
普段の作業で、ちょっとこのオブジェクトがジャマで下のオブジェクトが触れないなんて場合にはcommand+2のロックを活用しましょう。解除する場合はcommand+option+2になります。ちなみにこの解除は全てのロックを解除と覚えておいてください。
全てのロックを解除なのでこんな場合に活用出来ます。開いたIllustratorのファイルのなかに欲しいオブジェクトがあちらこちらに点在していたりする事ってありますよね。そんな時は、ロックの出番です。欲しいオブジェクトを触って、ガンガンcommand+2をしていきます。そして、ロックを解除。これで必要なオブジェクトだけが選択された状態になるので、command+Cでコピーをするだけです。
えっ、最初からそのオブジェクトたちを選択すればいいじゃんですって。。じつはダメなんです。データの中には、グループ化されているものや、マスクがかかっていて、その中に必要なオブジェクトが入っている場合が多々あるからです。余分なモノは要らないですよね。後から消すのも非効率です。グループ化されているものや、マスク内のオブジェクトを触る場合は、ダイレクト選択ツールで触ってロックしていきます。このように、ロックを活かして作業は1度で済むようになります。
カットの活用術
カットはカット&ペーストなどという言葉があるくらいペーストと一緒に使うことが多いです。コピーとの大きな違いは、コピーは対象がそのままなのに対して、カットは対象がその場から消えます。私は、マウスを離してDeleteキーを押す代わりにカットを多用しています。削除的にも使える便利な機能です。但し、同時にコピーされるのであまり重たいモノを対象にした場合は素直にDeleteキーを使ってください。
このカット。同時にコピーされるというのがミソでコピーして削除を同時に行う事で、塵も積もれば時間短縮になります。
ロックとカットと隠すの複合術
webなりチラシなりを作成している時、コンテンツがいくつかあるとします。先方の指示などで入れ替えが発生する事って良くありますよね。そんな入れ替え作業には、ロックと隠すの複合で効率を上げましょう。
要素が2つ3つある場合に、このロックとカット隠すがあれば簡単に入れ替えが可能です。
仮に3つのコンテンツがあるとしましょう。この3つを入れ替える場合どうしていますか?
よく目にするのは、どこかに一旦避けて、全部バラバラにしてしてから組み直す人を見かけます。しかし、そのままの位置で簡単に入れ替えは可能です。
今回は、1、2、3を3、1、2にする前提で話を進めていきます。
まず3番目を1番目に持って行く場合、3番目のオブジェクトを選択ツール触って選択状態にし、ダイレクト選択ツールに持ち替えて角のアンカーポイントを触りながら、1番目の同じ角に重ねます。この時に、必ずoptionを押しなら移動してください。optionを押した状態だとカーソルが二重になりますね。この状態で移動すれば、そのままコピーペーストができます。1番目のオブジェクトと重なったら、このオブジェクトをcommand+3で隠しちゃいます。オブジェクトが見えなくなりましたね。
そして今度は1番目のオブジェクトを触り2番目の上に重ねcommand+Vでカットします。最後に2番目のオブジェクトを3番目に重ねcommand+2でロックし、残った3番目のオブジェクトをDeleteで削除しましょう。後はcommand+Fをして1番目を全面にペーストし、command+option+3で隠すを解除。更にcommand+option+2でロックを解除。これで順番が入れ替わりました。
文書だと分かりずらいので後ほど画像を貼ろうかと思いますが、このやり方で最小限の動作で入れ替えが可能になります。量が増えるとより効果を発揮します。そしていろいろと応用も効きます。
まとめ
コピーで記憶しておけるのは1回のみですが、隠すを利用すればもう一つ記憶しておけると覚えておきましょう。隠すを使用した場合は最後に必ず解除を忘れない様にしてください。印刷トラブルのもとになります。
ロックとカットと隠す使いこなせる様になったら、もう初心者脱出です。
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